当社の取り組みが、2021年9月25日発行の日本経済新聞「埼玉・首都圏経済」ページで紹介されました。
<記事補足>
工業塗装は製品の表面加工であるため、自動車メーカー等の完成品メーカーが直接取引先になるよりも完成品に組付けられる部品をつくるサプライヤーが取引先になることが圧倒的に多いものです。
このため、他社と明確に差別化できる特徴や特別な技術を持たなければ、サプライチェーンにおける位置づけは高くなれず、利益率も低い立場に立たされてしまいがちです。
当社も15年ほど前まではティア3~4メーカーという位置づけでしたが、ランクを1つ上がれるよう、「研究開発ができる工業塗装会社」へ社内改革を図りました。
具体的には、経済産業省のサポイン事業を通じた独自技術の確立と、その研究開発過程において品質工学的なアプローチができるようになったことで、単に不良率が他社より低いといった「比較される特徴」を超えた、独自のアピールポイントを持つことができました。
また、その結果として、既に位置づけが決まってしまっていた自動車メーカーのサプライチェーンを離れ、他のサプライチェーンに入りなおすということになりました。
(つまり、決してホンダ様のお仕事の利益率が悪いということではなく、当時の当社のサプライチェーン内における位置づけが高くなかったということなので、紙幅が限られた短い文章から誤解されないようお願いします)